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孤独の鎖関連のブログ。 主に燈月遊の生存確認用。
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いそいそと授業中に携帯で製作したディノヒバSS。

BL嫌いな方、ディノヒバ嫌いな方、そもそも意味が分からない方は

いますぐブラウザバックプリーズ!で☆

 

 

 

 

 

たった、ひとつ。


そのひとつが、遠い。

 


宵待月

 



これで何度目になるだろうか。


雲雀は目を伏せ、溜息を吐きながら携帯を閉じた。




どうしてもディーノの携帯の電話番号の、最後の一つが押せないのだ。



別になにか用事があったワケではない。


ただ…なんとなく、声が聞きたくなったのだ。



こんな風に思う自分に内心、自分が一番驚いていた。


しかし、ただの気紛れだと自身へ言い訳してまた携帯を取り出す。



たった一つ。


それさえ押せれば、ディーノの声が聞けるのに。


どうしてか、最後の一つを打つ手が止まってしまうのだ。


我儘だと思われたくないわけじゃない。


…その点に関しては、きっともう遅い。



ただ…僕の我儘で、忙しいディーノを困らせたくない。


嫌われたくない。




最後の一つを押す時に限って、そんなネガティブな事ばかり浮かぶ。


少し前までなら、他人の迷惑顧みずに自分の我儘を通せていたのに。


たとえどんな無茶だって金と権力と力で、無理やりにでも通していたのに。



どうも、ディーノに会ってから僕は調子がおかしい。


ただ電話したいだけでも、相手を顧みるなんて。




こんな事、少し前の僕じゃありえない。

 



だけど………

 



チラッと携帯を見た。


ディーノも、連絡の一つくらいくれればいいのに。

 




そんな風に思う自分が、一番ありえない。

 




溜息一つ。

 



「……寝よ。」

 



もうなにも考えたくない。


そういう時は、寝てしまうのが一番だ。

 



ゴロンと横になる。

応接室の革張りソファーが、頬に当たって予想外に気持ちがよかったせいか

急に激しい睡魔に襲われ、僕はゆっくりと瞳を閉じた。

 

 




***

 

 



「恭弥ー…っと…寝てんのか…?」

 

珍しい事もあるもんだ、とディーノは恭弥の寝顔を見ながら考えていた。

恭弥は基本的に、他人には弱点を意地でも曝さないタイプだ。

隙だって、一瞬たりとも見せないように思える。

 

そんな恭弥が、こんな学校の応接室で寝ているのだ。

…よっぽど疲れているのか?

そう仮定し、そっと近付いてみると…

 

「何握り締めてんだ?」

 

恭弥の手が、不自然にギュッとなっていた。

しかも、寝ているにも拘らず相当の力で握り締めている。

 

「…携帯?」

 

開きっぱなしになっていた携帯に、なにげなく目を移すと

そこには俺の携帯の番号の、下1桁が無い番号が記されていた。

 

…まさか。

 

そう思った瞬間に、ガクッと衝撃が来て俺はテーブルの脚につまずいた。

やば…っ!!

 

「…何をしているの?」

「きょ…恭弥…!起こしちまったか?」

「…ディーノ…?」

 

まだ寝ぼけているのか、恭弥は目を擦りながらトンファーを構えてこちらに歩み寄ってくる。

ちょ、怖いって。

何トンファー構えてるんだよ!?

 

「おい恭弥!俺だって!!」

「…五月蝿い。僕の眠りをよくも邪魔してくれたよね…」

「…そ、それは悪かったけどさ…」

「それに連絡の一つもくれないし…」

 

…え?

今、なんつった?

 

あの恭弥が?

 

「え……」

 

連絡の一つもくれない?

 

「ちょ、ちょっと待て恭弥!!

 俺が前に、毎日一時間ごとに電話かけて返ってきた時に

 お前、トンファーで俺をメッタ殴りにしたよな!?」

 

「…常識って言葉、知ってる?

 毎日一時間ごとに電話されたら、誰だって文句の一つも言いたくなると思うんだけど。」

 

恭弥の文句の一つというのは、トンファーでメッタ殴りと同等なのか。

 

「それで3ヵ月も連絡の一つもしなかったわけ?」

「恭弥に迷惑だと思って…」

 

ずっと連絡を取りたいのを、我慢してきたのに。

何度携帯の通話ボタンを押しかけたか。

 

「…なんだ。」

 

さっきの携帯の画面は、きっと俺に連絡をくれようとした証拠。

だけど、きっと俺の迷惑になるからと最後の一つが押せなかった。

そう結論付けるのが、一番適当なように思えた。

 

あからさまに安心したような顔をして、トンファーをおろす恭弥。

それが、どうしようもなく愛おしくて。

 

「恭弥。」

 

「…何?」

 

「ごめんな…これからは電話するからな!!

 恭弥もいつでも連絡くれていいんだぜ?」

 

「…ふざけないでよ。

 どうして僕が、わざわざあなたのために…」

 

なんだっけ?

こういうの、最近流行りのツンドラ?

って言うってリボーンが教えてくれたのを思い出した。

 

「まあまあ、いいじゃねぇか。」

 

笑顔でそう返すと、諦めたように恭弥は背中を向けた。

そしてまた、再びソファーの上に座り込む。

 

「なあ、今日…恭弥んち行ってもいいか?」

「……別に。好きにすれば?」

 

嗚呼、俺って愛されてるなぁ。

俺は恭弥の隣に座り込み、幸せを噛み締めながらゆっくりと口付けを落とした。

 

 

 

Fin*

 

オチが微妙じゃー…((汗

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燈月遊
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27
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誕生日:
1991/07/01
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夢小説執筆、落書き
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