[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
■注意■
骸ヒバ/全年齢対象/シリアス/狂愛/BL
----------------------------------------------------
17・まやかしでもいい、あなたの愛が欲しくて。
ひたすらに君だけを追い求めていた。
暗い暗い闇の中で、必死に一筋の光に手を伸ばすように。
…ただ、自分の居場所が欲しかったから。
「…むく、ろ…?」
「ええ、変わった名前でしょう?」
「…うん、名付け親の趣味を疑うね本当。」
「クフフ…初対面の人にそこまで言いますか?普通。」
「生憎と僕は普通じゃないんでね。
…それにしても、どうして僕はこんな所に居るの?」
ニッコリと僕は微笑んで、君の瞳を覗き込んだ。
これから述べる僕の言葉は、僕の嘘であり君の真実。
作り上げられる偽りの記憶。
「…君は道端に倒れていたんですよ、暗い路地に傷だらけでね。」
「は…?僕が、倒れてた…?」
「はい、様子的に喧嘩でもしてたみたいですね…隣に数体屍が転がってました。
そんな状態の君を可哀想に思った優しい僕が、拾ってあげたんです。」
「…嗚呼、僕が負けたワケじゃないのか。」
「…気にするところはソコですか。」
「………他に気にするポイントなんてあったかい?」
洗脳を施したとはいえ、やはり彼の根本的な性格は変わらないようだ。
(君らしくて何よりです。)
僕はホッと安堵のため息を漏らしながら、微笑みかける。
「折角優しい僕が君を拾ってあげたのに、お礼の一つも無しですか?」
「…別に。誰も頼んでなんか無いよ、そんな事。」
「クフフ…そうでしたか。
嗚呼、そういえば未だ聞いていませんでしたね…君の名前は?」
「僕?僕は…雲雀恭弥だよ。」
さあ、初めましてから始めよう。
繰り広げられる僕らの未来は、悲劇か喜劇か愛憎劇か。
(嗚呼…そんな事はどうでもいいですね。)
だって、偽りの記憶の君はもう…僕だけのモノなんですから。
End*
---------------------
暇だったのでなんとなく自分で作ったお題消化。
分かり合う事すら
幻想にして
嗚呼
私は一体
何を信じたら
良いのだろう
なんて
信じる事すら
もう疲れた筈なのに
まやかし
あやかし
虚偽虚妄虚栄
偽りだらけの
この世界
信じられるものは
何処にも無い
********
ねたメモ―…♪
赤薔薇かメイドかGAME全てに転用可能……
…皆私の描くヒロインは重い過去持ちばっかりだからね+(きらーん)
と言うか昔の私の日記より抜粋(笑
昔の日記を読み返してると、恥ずかしいですよかなり…
++++++++++++++++++
振り下ろされる
拳を眺め
嗚呼
それは
愛故の憎悪?
グラスに注がれる
真紅を眺め
嗚呼
それは
愛故の狂気?