孤独の鎖関連のブログ。
主に燈月遊の生存確認用。
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笑顔は道具でしょ?
当たり前の様にそう言い放った僕の視界に入ったのは、酷く傷付いた友人の顔。
嗚呼、ほら、ね?
本当の僕なんて誰も受け入れてくれないんだ。
だから、ずっと、君達は。笑顔の仮面を付けた僕を、本当の僕だと信じていてくれれば良い。
当たり前の様にそう言い放った僕の視界に入ったのは、酷く傷付いた友人の顔。
嗚呼、ほら、ね?
本当の僕なんて誰も受け入れてくれないんだ。
だから、ずっと、君達は。笑顔の仮面を付けた僕を、本当の僕だと信じていてくれれば良い。
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だって、僕がこうある事を望んだのは君だよ?
僕は、ただ忠実に君が望んだ僕を演じただけ。
僕が演じた僕は、僕からしたら酷く滑稽で。
だけど、ね。
その酷く滑稽な僕の隣に居る君の笑顔が、どうしようもなく、愛おしかった…これは事実。
どんなに愚かでも構わないんだよ、僕にとっては君の笑顔以外に価値を見いだせるモノが無いんだから。
だから、どうか。
君の望む僕で永久にあり続けるとそう誓うから。
僕を嫌わないで。
裏切り者と呼ばないで。
傍に置いて。
棄てないで。
願わくば、僕を愛して。
愛されるのは、偽りの僕だけでも、良いから。
「信じる事は、裏切りのリスクを背負う事と同じであると僕は考える。」
静寂の中、歌うかの様に紡がれる少年の声。
その部屋には沢山の人が居たはずなのに、誰も一言も言葉を発する事をしない。
「何故なら、信じるという行為は相手に何時裏切られるか分からないと云う不安定な状況に、自ら身を置く事と同義だからである……分かるか?無能な虫螻共めが。」
少年は足下に横たわる屍体を蹴り飛ばし、見下した様に笑ってみせた。
―…そう……言葉を発する事をしない、のでは無く言葉を発する事が出来ない…のだ、この部屋に居る大多数の人間…だったモノは。
「……まあ良い、無能な虫螻共に僕のこの高尚な思考が理解出来るワケが無い事位始めから承知の上だ。…ただ僕は優しいからね。冥界への土産と輪廻転生する際の教訓として特別に教えてあげるよ。」
彼の講義…端から見たら完璧なる独り言だが、が続く。
「そうだね…とりあえず、他人を信じて良いのは[自らが傷付く覚悟のある者]と[他人を傷付ける覚悟]のあるモノだと云う事だ。傷付く覚悟も傷付ける覚悟も無いくせに、信じるだの何だのほざく虫螻共を見ると吐き気がするね。……嗚呼、そろそろ屍体が腐って来たね…腐臭がキツいよ。」
自分でした行為の結果に文句を言いつつ、腐臭に耐える事に限界が来たらしく扉に向かって歩き出した。
「……ま、要するにアレだね。リスクを負う覚悟が無いのなら他人を信じる事をやめろと言う事だ。…自らリスクを負ったくせに、後から裏切られただの何だの言うのは止めろよ無能が…僕を信じたお前等が馬鹿だったんだよ。」
吐き捨てる様に、しかし愉しそうに笑い扉を閉めた。
口元に称えるは紛れもなく勝者の笑みで。
…そうして再び、部屋に静寂が訪れる。
。。。。。。。。+
突発モノ②
静寂の中、歌うかの様に紡がれる少年の声。
その部屋には沢山の人が居たはずなのに、誰も一言も言葉を発する事をしない。
「何故なら、信じるという行為は相手に何時裏切られるか分からないと云う不安定な状況に、自ら身を置く事と同義だからである……分かるか?無能な虫螻共めが。」
少年は足下に横たわる屍体を蹴り飛ばし、見下した様に笑ってみせた。
―…そう……言葉を発する事をしない、のでは無く言葉を発する事が出来ない…のだ、この部屋に居る大多数の人間…だったモノは。
「……まあ良い、無能な虫螻共に僕のこの高尚な思考が理解出来るワケが無い事位始めから承知の上だ。…ただ僕は優しいからね。冥界への土産と輪廻転生する際の教訓として特別に教えてあげるよ。」
彼の講義…端から見たら完璧なる独り言だが、が続く。
「そうだね…とりあえず、他人を信じて良いのは[自らが傷付く覚悟のある者]と[他人を傷付ける覚悟]のあるモノだと云う事だ。傷付く覚悟も傷付ける覚悟も無いくせに、信じるだの何だのほざく虫螻共を見ると吐き気がするね。……嗚呼、そろそろ屍体が腐って来たね…腐臭がキツいよ。」
自分でした行為の結果に文句を言いつつ、腐臭に耐える事に限界が来たらしく扉に向かって歩き出した。
「……ま、要するにアレだね。リスクを負う覚悟が無いのなら他人を信じる事をやめろと言う事だ。…自らリスクを負ったくせに、後から裏切られただの何だの言うのは止めろよ無能が…僕を信じたお前等が馬鹿だったんだよ。」
吐き捨てる様に、しかし愉しそうに笑い扉を閉めた。
口元に称えるは紛れもなく勝者の笑みで。
…そうして再び、部屋に静寂が訪れる。
。。。。。。。。+
突発モノ②
僕が心を殺す事で、誰かの為になる事が出きるならば。
僕は、喜んで心を殺し感情を捨て望む事を諦めるだろう。
―…それは紛れもなく自分の為で、自分のエゴで…だから君が気にかける必要なんて何処にも無いんだよ、My sweet heart…
***
「良いんだよ、僕は与える人だから」
彼は、何の迷いも無くこう言い放った。
「…与える人?」
「だって僕は愛される価値の無い人間だから……誰かに必要とされるには、誰かにとって必要だけど不足しているモノを与える人にならなくちゃいけないんだ」
それはお金であったり身体であったり愛であったりするけどね、そう付け加え彼は何事も無かったかの様に微笑んだ。
「貴方は好きでもない人を抱けるの?」
「そうだね、誰かが望むのならば」
「貴方は好きでもない人を愛せるの?」
「そうだね、誰かが望むのならば」
「…じゃあ、貴方には誰が貴方の不足しているモノを"与える"の?」
「…だから言ったでしょ?僕は何も望まない、って」
…彼は微笑みを崩さない
***
ソレナラ ワタシ ガ
アナタ ノ タリナイ モノ ヲ
アタエル ヒト ニ ナッテアゲル
…だから貴方は私を必要として?
ネェ ニンゲンッテ
ミニクイ イキモノ デショウ?
。。。。。。。。。+
突発モノ
僕は、喜んで心を殺し感情を捨て望む事を諦めるだろう。
―…それは紛れもなく自分の為で、自分のエゴで…だから君が気にかける必要なんて何処にも無いんだよ、My sweet heart…
***
「良いんだよ、僕は与える人だから」
彼は、何の迷いも無くこう言い放った。
「…与える人?」
「だって僕は愛される価値の無い人間だから……誰かに必要とされるには、誰かにとって必要だけど不足しているモノを与える人にならなくちゃいけないんだ」
それはお金であったり身体であったり愛であったりするけどね、そう付け加え彼は何事も無かったかの様に微笑んだ。
「貴方は好きでもない人を抱けるの?」
「そうだね、誰かが望むのならば」
「貴方は好きでもない人を愛せるの?」
「そうだね、誰かが望むのならば」
「…じゃあ、貴方には誰が貴方の不足しているモノを"与える"の?」
「…だから言ったでしょ?僕は何も望まない、って」
…彼は微笑みを崩さない
***
ソレナラ ワタシ ガ
アナタ ノ タリナイ モノ ヲ
アタエル ヒト ニ ナッテアゲル
…だから貴方は私を必要として?
ネェ ニンゲンッテ
ミニクイ イキモノ デショウ?
。。。。。。。。。+
突発モノ
少年は、黒き剣を片手に立ち上がった。
酸素に触れ黒と化した紅が纏わりつく、その剣を。
哀の焔を宿した涙が彼の頬を伝い、かつての恋人だったモノへと零れゆく。
僕は、元々人間だったことだけが辛うじて分かる屍体にそっと別れを告げた。
―…さようなら、いとしいひと。
我が身可愛さに君を殺す様な、そんな最後まで最低な僕を許せとは言わない。
ただ、恨んで?
ただ、憎んで?
僕が、罪悪の焔に灼かれ悶え苦しみ己の愚かさを永久に責め続けるように。