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孤独の鎖関連のブログ。 主に燈月遊の生存確認用。
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「信じる事は、裏切りのリスクを背負う事と同じであると僕は考える。」

静寂の中、歌うかの様に紡がれる少年の声。
その部屋には沢山の人が居たはずなのに、誰も一言も言葉を発する事をしない。

「何故なら、信じるという行為は相手に何時裏切られるか分からないと云う不安定な状況に、自ら身を置く事と同義だからである……分かるか?無能な虫螻共めが。」

少年は足下に横たわる屍体を蹴り飛ばし、見下した様に笑ってみせた。
―…そう……言葉を発する事をしない、のでは無く言葉を発する事が出来ない…のだ、この部屋に居る大多数の人間…だったモノは。

「……まあ良い、無能な虫螻共に僕のこの高尚な思考が理解出来るワケが無い事位始めから承知の上だ。…ただ僕は優しいからね。冥界への土産と輪廻転生する際の教訓として特別に教えてあげるよ。」

彼の講義…端から見たら完璧なる独り言だが、が続く。

「そうだね…とりあえず、他人を信じて良いのは[自らが傷付く覚悟のある者]と[他人を傷付ける覚悟]のあるモノだと云う事だ。傷付く覚悟も傷付ける覚悟も無いくせに、信じるだの何だのほざく虫螻共を見ると吐き気がするね。……嗚呼、そろそろ屍体が腐って来たね…腐臭がキツいよ。」
自分でした行為の結果に文句を言いつつ、腐臭に耐える事に限界が来たらしく扉に向かって歩き出した。

「……ま、要するにアレだね。リスクを負う覚悟が無いのなら他人を信じる事をやめろと言う事だ。…自らリスクを負ったくせに、後から裏切られただの何だの言うのは止めろよ無能が…僕を信じたお前等が馬鹿だったんだよ。」


吐き捨てる様に、しかし愉しそうに笑い扉を閉めた。
口元に称えるは紛れもなく勝者の笑みで。

…そうして再び、部屋に静寂が訪れる。






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突発モノ②
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燈月遊
年齢:
32
性別:
女性
誕生日:
1991/07/01
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夢小説執筆、落書き
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