孤独の鎖関連のブログ。
主に燈月遊の生存確認用。
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少年は、黒き剣を片手に立ち上がった。
酸素に触れ黒と化した紅が纏わりつく、その剣を。
哀の焔を宿した涙が彼の頬を伝い、かつての恋人だったモノへと零れゆく。
僕は、元々人間だったことだけが辛うじて分かる屍体にそっと別れを告げた。
―…さようなら、いとしいひと。
我が身可愛さに君を殺す様な、そんな最後まで最低な僕を許せとは言わない。
ただ、恨んで?
ただ、憎んで?
僕が、罪悪の焔に灼かれ悶え苦しみ己の愚かさを永久に責め続けるように。
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