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―――嘘。
嘘だ…!!!
私はもっと生きたかったのに…!!
目の前には大きいトラックが迫ってくる。
もう、駄目―――――…
その瞬間、私は…
暗黒ファンタジー
「やぁ、起きたかい?気分は?」
「…………。…こ……小人…!?」
「小人とは失礼だね、僕は時空の創始者だよ。」
「は…?時…時空?何言ってんの?」
「君は日本語が通じないのか?純日本人だろう?」
「や、うちは父も母も素敵に日本人デスヨ。」
「それなのに日本語が通じないのか?呆れた。とんだ馬鹿だな。」
「ば…馬鹿って…!!
そんな初対面でなんでそんな事ガキに言われなきゃならないの!?」
自称時空の創始者という、なんとも胡散臭い肩書きの小学生にしか見えない男の子。
…そんな事…!!!
信じられるかー!!!
「ガキじゃないと言っている。
もう何万年生きてると思ってるのか?…いや、何億かな。」
「な…何億って……」
「ほら。ティンカーベルのお出ましだよ。」
「てぃ…ティンカーベルゥ!?…ってあのピーターパンの!?」
「それ以外に何があるの?…ほら。」
光が。
私を包む。
「現実を掴みに行ってらっしゃい。」
あぁ…れ?
ってか…そう言えば、私、死んだはずじゃぁ…
ぼんやりとそんな事を考えながら、私は光に飲み込まれていった。